この記事では、ISUCON14の問題として出題した「ISURIDE」の解説と講評をお届けします。
今回の問題は、NaruseJunのメンバーが所属するポケットサインが作問を担当し、LINEヤフーの皆さんにフロントエンド実装でご協力いただきました。さらに、アドバイザーとしてfujiwaraさんにも参加していただき、非常に充実した作問体制を整えることができました。
それでは、ここから「ISURIDE」全体の構成や狙い、ボトルネックの仕掛けなどを順を追って解説していきます。
「ISURIDE」とは
競技当日流したサービスの概要紹介動画は以下からご覧いただけます。
今回の問題では、いわゆるタクシー配車・ライドシェアアプリをベースに、自動運転椅子のライドチェアサービス「ISURIDE」を題材としました。
日本国内でもタクシー配車アプリの利用が徐々に増え、ライドシェアに関する法整備も進んできている中、「単にレスポンスを速くする」だけでなく、マッチング機能を含むアプリケーション全体をより最適化するという課題に挑んでもらうために、このライドシェア(ライドチェア)サービスのテーマを選択しました。
フロントエンドはLINEヤフーのみなさんに協力してもらい、クオリティの高いものになっています。競技中にフロントをじっくり見られなかった方は、ぜひこの機会に実装をご覧いただければと思います。