e-seikatsu

ISUCON14の開催おめでとうございます。今回もささやかながら協賛をさせていただきます。

毎年、ISUCONが近づくたびに、独特の緊張感とワクワク感が漂いはじめるのを感じます。今年もまたISUCONが開催されることを、ひとりの参加者としても、本当に嬉しく思います。

私たち「いい生活」は不動産業界にフォーカスしたSaaSプロダクトを提供する企業です。実務においても、多くの物件情報や画像データを取り扱いながら、プロダクトの安定性とユーザービリティを日々改善し続けるために、パフォーマンスやスケーラビリティの課題と向き合っています。普段からデータ処理の高速化やリソース効率の最適化が常に求められる中で、「ISUCON的な視点」を持ち、挑戦し続けることは大切なことだと考えています。

また、ISUCONへの参加は、限られた時間の中でどこまでシステムを最適化できるかを競い合うことで、自分自身のスキルや知識の棚卸しができる貴重な機会だと思っています。毎年のコンテスト参加を通じて面白いと思うのは、他のチームやあるいはチームメンバーが導き出した新しい解決策や異なるアプローチに触れることで、新鮮な学びを体験できる点です。普段の付き合いだけでは見えないスキルや得意分野を知ることで、仲間への理解が深まり、チームとしての結束も強まります。これこそ、ISUCONならではの醍醐味と言えるでしょう。今年も皆さんが、そのような機会を得ることを期待しています。

昨今は便利なマネージドサービスやコンテナがすっかり普及し、プロダクション環境でLinux OSに何かをインストール、デプロイしてチューニングする機会もすっかり減りました。これは、ごく個人的なお気持ちとしてですが、実は少し寂しく感じることです。
ISUCONの準備は、そういった作業を久しぶりに思い出し、最新の状況にアップデートする良い機会でもあると感じています。普段の業務ではあまり使わないようなことでも、いつどこで役に立つかはわからないですからね。そんな知見のアップデートをする機会としても、ありがたい催しだと思っています。

昨年のISUCONを振り返ると、どれだけ準備しても当日の問題が簡単ではないことを痛感したのを改めて思い出します。不勉強で、PowerDNSははじめて触りましたし...。前回の悔しさをバネに、今年はさらに準備を進め、もう少しだけ良い結果を目指したいと考えています。

最後になりますが、今年のISUCONに参加される全ての皆様が、楽しみ充実した一日を過ごされることを心よりお祈りしています。
加えて、良質な問題の作成も含め、準備に尽力くださっている運営の方々にも篤く感謝申し上げます。
また私たちも協賛企業として、皆様の努力と情熱をサポートできることを光栄に思っています。