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ISUCON 13 参加者のみなさん、こんにちは!

例年とは変わり、600以上のチームが予選なしの本番一発勝負で争う形式となった今年のISUCON。
参加者のみなさんも、過去問の復習をしながら、イベントを楽しみに待っているのではないでしょうか?

また、今年も開催をしていただいたISUCON運営の皆様にも、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

わたしたち「いい生活」は、「テクノロジーと心で、たくさんのいい生活を」というミッションを掲げ、不動産市場全体のデジタル化を推進する業界特化型の不動産テックカンパニーです。

創業してもう20年以上経ちますが、「そこそこ複雑でそこそこ量もあり、ヒト・モノ・カネを網羅する扱いが難しくしかも増え続けるデータ」に向き合いながら「適切な性能を保ちつつVertical SaaSとして提供する」ことに一貫して取り組んできました。

長期にわたってサービス提供を続ける企業の例に漏れず、当社も数年前に約2年半をかけてオンプレミスからパブリッククラウドに完全移行したのですが、移行プロジェクトの成功とその後の安定運用の影には、データ特性やトラフィック特性、要求処理性能といったものをよく理解し、適切にチューニングしながら最適なアーキテクチャを選択する、という技術チャレンジがありました。

あれ?この文脈、どこかで聞いたような・・・そう、まさにISUCON!!

いや、限られた時間と制約の中でコンテストとして取り組むISUCONそのものズバリではありませんが、ISUCONで要求される総合技術や参加することによって得られる経験や知識が活きていることは間違いありません。

プロダクトを安定して高い品質でユーザに提供し続ける使命がある以上、クラウドシフトのような大きなイベントに限らず、プロダクト運用から継続的な改善に至るまで、システムの挙動を可視化し計算資源を効率的に利用するためのあらゆる施策に日々エンジニアが取り組んでいます。

社内Slackでも、「まさにISUCON」というカスタム絵文字があるぐらい、パフォーマンス改善系の取り組みにおけるISUCONの重要性が認識されているような状況です。

そのような背景もあって当社からも例年複数のチームが参加者としてISUCONに挑戦しており、今年もささやかながら恩返しすべくスポンサーとして協力させていただくことにしました。

例年にも増して盛り上がりを見せている今年のISUCONは、参加登録の連打競争からすでに勝負は始まっているぐらいの様相を呈していて、当社参加メンバーも参加枠を確保すべく一丸となって(?)3回の参加登録に挑ませてもらいました。

参加者のみなさんも、きっと日々の開発運用業務の中でエンジニアとしてさまざまな研鑽を磨かれているのだと思います。

ISUCONはこれまで鍛え上げてきたエンジニアスキルを気の合う仲間とともにぶつけ、実力を試す絶好の機会。

ひらめき、アイディア、経験、実装スピード、あらゆる面でこれまでやってきたことを出し切り、悔いのない戦いを楽しんでください!


株式会社いい生活 専務取締役CTO 松崎 明